作曲は感覚か理論か
こんにちは!Note-Senseの小嶋です。
今回は作曲は感覚でするのか理論でするのかのお話です!
ちょっと難しい話ですがお読み頂ければ幸いです。
作曲って感覚でやるの?理論でやるの?
これは難しい問題かなと思います。
これを解決するためには音楽理論の説明からしていきます。理論というとどういうイメージをお持ちですか?
学校の勉強で理論を習うとそれを絶対視しなくてはというイメージを持ってる方が多いと思います。
でも音楽理論はあくまでもモデルです。普遍的なルールではないんです。
過去の作曲家の作品を分析してそれを理論化しなものになります。
例えば和声の理論と実習ですがしっかり前書きに書いてあります。意訳ですが教育目標を達成するためにルールがある程度共通している古典派や初期のロマン派の作品を基にしていると。
つまりその時代の作品を基にして理論のモデルを作ったわけです。もちろんルールを覚えることは大切なのですがそのルールの中で最大限に良い作品を書くというのが音楽理論の勉強となります。
ポピュラー理論だと逆に普遍的なルールを作ろうという意識が強いようですが、それは音楽をより構造化して作りやすくする目的があるように思えます。
普遍的なルールではない以上音楽理論を厳格に守る必要はないですが、理論の中には大作曲家の叡智が含まれています。これを使用しない手はないです。
だからといって感覚に選びとった音もカッコ良い時も多いです。
僕は感覚と理論が同居しながら作曲するタイプですが
結局は自由なんだと思います。
感覚が作曲の道標になる人もいますし
理論的に曲を組み立てる方もいます。
当教室ではそれぞれの方にあった作曲のやり方を
レッスンを通して一緒に見つけていければ良いなと思っております。